サーバ用の仮想化ソフトをKVMからESXiにした

サーバ
2020年09月18日 10:00

概要

私はサーバ用のマシンでは、仮想化ソフトを動かしてその上で様々なOSを動かしています。

今までは仮想化ソフトとしてKVMを使っていたのですが、ESXiへ変更したので、なぜ変更したのかや、使用してみた感想などを書きたいと思います。

KVM

私は、今までLinux上で実行するKVMという仮想化ソフトを使ってサーバを構築していました。

KVMの特徴として、無料で使えてLinuxカーネルに統合されているためライセンスも分かりやすいというものがあります。また、Linuxで動いているため、Linuxの知識があればいろいろと自由に操作しやすいというのもあります。

以上のような理由から私はKVMを利用していたのですが、KVMを使っていると、いくつかの欠点が気になるようになりました。

欠点としてはふたつあります。

  1. KVMのセットアップや操作が面倒
  2. Linuxのアップデートのために再起動が頻繁にある

1については、ESXiなどの他のものが簡単すぎるという話なのかもしれませんが、ネットワークブリッジの設定が面倒だったり、操作のためのGUIアプリケーションの使い勝手がいまいちだったりします。

2については、Linuxのディストリビューションに依存する可能性が高いのですが、Linuxカーネルの更新などのセキュリティアップデートがあるということが1月の間に何回かあり、その都度再起動する必要がありました。なるべくダウンタイムを減らしたいサーバで、このようなことを頻繁にはしたくありません。

このような理由から、サーバ用のコンピュータを変えるときに一緒に仮想化ソフトも変えることにしました。

仮想化ソフトの選定

自宅で使うサーバのため、なるべく無償で使えるものを探すことにしました。

無償で使える、仮想化ソフトはKVMの他にもいくつかあります。

  • ESXi
  • Hyper-V
  • Xen

Xenについては、あまり利用者が多くないためか情報が少なく、積極的に利用したいという理由がないということで除外しました。

Hyper-Vについては、Microsoftが開発しているということで管理用のソフトはWindowsからアクセスして使うというものになっています。Windowsとの親和性は高いようなのですが、Linuxの対応については、あまりよろしくないということがあるようです。私の利用用途では、Linuxをメインに使うため、Hyper-Vは適さないと判断しました。

ESXiは、仮想化ソフトとしては広く使われているもので、いくつかの制限がありますが無償で使うことができます。性能についても、昔から仮想化ソフトにかかわっていたということで良く評判も高いです。無償での制限としては、仮想マシンに割り当てることができるCPUコアの数が最大8までというものがありますが、私の利用用途では、CPUコアとして8よりも多い数を割り当てるような使い方はしないため、無償で使っても問題はありませんでした。

以上のことから、今回はESXiを使うことにしました。

ESXiの感想

ESXiのインストールには、VMWare社のサイトからアカウントを登録する必要があります。またこのときに、無償で利用するためのライセンスキーとESXiのISOファイルをダウンロードします。

ダウンロードしたものを使ってインストールをすれば、すぐに使い始めることができました。

ここからはESXiを使ってみた感想について書いてみたいと思います。

やはりセットアップが非常に簡単でした。インストールしたらすぐに使い始めることができるのは本当に楽でよいと思いました。

地味に便利なのは、やはりブラウザからアクセスして仮想マシンの管理ができるということで、仮想マシンでちょっとした操作を実行したいときなどに、環境にあまり縛られずに実行することができます。

また、ネットワークなどの仮想マシン以外の管理についても、KVMより操作しやすいと感じています。

さきほどの欠点で触れていた、更新の頻度についても、ESXiは更新が頻繁にあるわけではないため、再起動をすることはあまり多くなくダウンタイムを減らすことができました。

ESXiのもととなった仮想化ソフトは有料のものであるため、無償ライセンスであるESXiはかなり厳しい制限があるのではないかと思っていたのですが、自宅で小規模なサーバを動かすという用途においては、気にするようなことではありませんでした。

さいごに

最終的にESXiを使うことにしました。

無償での利用による制限を気にする必要がないような用途であればESXiは、かなり良い選択肢だと思います。