Parallels DesktopからBoot Campに変えた理由

目次

概要

私は、MacBook Proをメインの環境として使っています。

今までWindowsでしか動かないソフトなどを動かしたいという理由で、Parallels Desktop11と12を使ってWindowsの仮想環境を作って使っていました。

しかし、今はBoot Campを利用しています。

今回は、なぜ私がParallels DesktopからBoot Campを使うようになったのかを説明していきます。

Parallels Desktopとは

Parallels社の販売している有料の仮想化ソフトです。

仮想化ソフトなので、MacOS上でWindowsなどの仮想環境を動かして操作することができます。

なので、Windows上のソフトを動かす際にMacOSをシャットダウンさせる必要がありません。

Boot Campとは

Apple社がリリースしている、無料で使えるWindowsのブート環境を構築するソフトです。

ブート環境ということなので、Windowsを使いたくなった場合には、MacOSを一度シャットダウンさせてからWindowsを起動させる必要があります。

違い

これらのソフトの違いをまとめました。

  • Parallels Desktop
    • 有料
    • Windows 以外のOSも動く
    • 仮想環境としてWindowsを動かす
    • 仮想環境なので、動作が遅い
    • MacOSを起動させたままでも、Windowsを起動させて動かすことができる
  • Boot Camp
    • 無料
    • Windowsしか動かない
    • パソコン上にWindowsをインストールして動かす
    • パソコン上で動かしているので、動作が速い
    • Windowsを起動するためには、一度MacOSをシャットダウンさせてから起動する必要がある

私がきになる違いはこの辺りです。

Boot Campを選んだ理由

違いを見てみると、有料ということでお金がかかることに目をつむれば、Parallels Desktopの方が色々と良さそうに見えます。

そして、実際にParallels Desktopを使って見たのですが、使いごごちは結構良かったです。

ただ、私はWindows上でOfficeなどの文書の閲覧・編集、Visual Studioを使ったプログラムの作成、ゲームを主に利用します。

(ゲームといっても、FPSなどのGPUをシビアに使うようなものではありません。)

Officeなどの文書の閲覧・編集はParallels Desktop上でも、使いごごちは良かったのですが、プログラムの作成やゲームに関しては、動作がもたついたり、音が飛んだりしました。

あと、Parallels Desktopには、CoherenceモードというWindowsで動作させているソフトをMacOS上で仮想環境を使っていないように見せかける機能があります。しかし、この機能がうまく動作しないこと(一部文字が崩れて表示されました)があり、不満がありました。

最初は我慢して使ってきたのですが、Parallels Desktopの新バージョンが出て、アップグレードの購入をする時期になったので、無料ということで、試しにBoot Campに使って見ました。

Boot Campを使ってみると、プログラミング環境やゲームが快適に動きました。

今までのParallels Desktopでも不満が嘘のようでした。

ただ、欠点としてWindowsを動かすためには、一度MacOSをシャットダウンさせてWindowsに切り替える必要があり、MacOSのソフトとWindowsのソフトを同時に起動することはできません。

しかし、私はWindowsはたまにしか使わないということもあり、不満はありません。

Boot Campの不満と注意

現在、私はBoot Campを使っていますが、一つだけ不満があります。

それは、パーティション分割で作った領域の変更です。

Boot Campを使ってWindowsをインストールする際にパーティション分割というHDDやSSDなどのデータドライブにWindowsをインストールする領域を用意する作業をする必要があります。

このパーティション分割という作業で、一度領域を設定すると、その後領域のサイズを変更することができません。

(実際は有料のソフトなどを使えば簡単にできます。)

そのため、Windowsに色々とインストールして容量が足りなくなった時には増やすのが困難です。

なので、これからBoot Campを使う人への注意をここに書いておきます。

パーティション分割で領域を確保するときは、大きく用意しよう!

まとめ

Parallels Desktopは、WindowsとMacOSの両方を同時に使いたいという人にはいいとは思うのですが、私みたいにWindowsを使うときは、Windowsしか使っていないという人には有料のParallels DesktopよりもBoot Campがオススメです。