概要
Ubuntu 20.10がリリースされたので、開発用に利用していたubuntu 20.04を20.10にアップグレードしました。
ここでは、アップグレードのやり方や様子を書きます。
更新準備
まず最初に、アップグレードの準備をします。
アップグレードの準備では、現在適用できるアップデートをすべて適用します。
$ sudo apt update
$ sudo apt dist-upgrade
ここで再起動をします。これは、再起動をしないと適用されないアップデートも適用するためです。
次に、アップデートを実行するためのパッケージをインストールします。
$ sudo apt install update-manager-core
通常、アップグレードの際にLTSバージョンのUbuntuからLTSではないバージョンのUbuntuにアップデートする場合は、/etc/update-manager/release-upgrades
の設定を書き換える必要があります。
Ubuntu 20.04はLTSで、Ubuntu 20.10はLTSではないため、これに該当します。
# Default behavior for the release upgrader.
[DEFAULT]
# Default prompting and upgrade behavior, valid options:
#
# never - Never check for, or allow upgrading to, a new release.
# normal - Check to see if a new release is available. If more than one new
# release is found, the release upgrader will attempt to upgrade to
# the supported release that immediately succeeds the
# currently-running release.
# lts - Check to see if a new LTS release is available. The upgrader
# will attempt to upgrade to the first LTS release available after
# the currently-running one. Note that if this option is used and
# the currently-running release is not itself an LTS release the
# upgrader will assume prompt was meant to be normal.
Prompt=normal
Promptの部分をnormalに変更します。
これで、アップグレードの準備が終わりました。
更新
アップグレードを開始する前に、アップグレードがあるかどうかの確認をします。
sudo do-release-upgrade -c
その後にアップグレードを開始します。アップグレード中は、指示に従って項目を選択していきます。
sudo do-release-upgrade
アップグレードの最後でUbuntuが再起動するので、再起動後に立ち上がったらアップグレードは終わりです。
私の場合、全体としておよそ1時間かかりました。
さいごに
何事もなくいけば、手順自体は少なく終わります。