SUNEASTのSSDを3カ月使ってみた結果

目次

概要

安いSUNEAST製のSSDを3カ月使ってみた感想を書きました。

ネット通販でSSDを購入

私は3月の下旬に、Amazonで安く売られていたSUNEAST製の2TB SSDを購入しました。

https://amzn.to/3SpuKLa

SUNEASTという聞きなれない会社のSSDということで、速度や耐久性など品質に不安がありましたが、同じ容量のほかのSSDに比べて5000円から1万円ほど安いということで、価格に惹かれて購入することにしました。

SUNEASTは、旭日エレクトロニクスという名前でもあり、日本の会社です。しかし、社長の名前は中国人のようですので、日本の会社でありながら実態は中国人が経営している日本の会社と考えたほうがよさそうです。また、会社の規模から考えて、この会社自体が製造をしているのではなく、中国等で安価に製造した製品にSUNEASTの名前をつけて売っていると考えられます。

今回は、このSUNEAST製の、とても安い2TB SSDを購入して3カ月経過した現在における感想について書きたいと思います。

どうだったのか

最初に、どのような用途で購入したSSDを利用していたのかについて、説明します。私は、SSDを主にパソコンのゲームのデータを保存するために利用していました。パソコンのゲームでは、A級タイトルのゲームなど、ひとつのゲームで50GB~100GB消費するものもあり、そのようなゲームはローディング時間も長くなります。このローディング時間を減らすための方法としてよくされているのが、SSDなどの読み取り速度の速いストレージにゲームデータを保存して利用するというものです。

このような利用用途から、3カ月の利用とはいっても、たくさんの書き込みをしていたわけではありません。SSDは書き込みをすればするほど、寿命に近づいていくため、今回の品質に問題のある格安SSDの利用用途としては、ちょうどいいものだと考えています。

実際の読み込みや書き込み、エラーなどの発生回数を、Crystal Disk Infoで確認しました。その結果、総書き込み量は6.7TB、総読み込み量は6.8TBとなりました。ゲームのインストールやアンインストールを頻繁にしていたこともあり、思っていたよりも、書き込みや読み込みの量がありました。

スクリーンショット

S.M.A.R.T値を確認しても、なんらかの値がしきい値に近づいているというわけでもなく、正常に動作していることが分かります。もちろん、これらの値が適切に更新されておらず、もとから変化しないという可能性もあるので、絶対に信用できる値であるとは限りません。しかし、実際に使っていても何かおかしな挙動を示すというわけではないので、すくなくとも現在時点では正常に動作しているといえます。

今回購入したSSDを使っていて、不満に思うことがあります。それがDRAMキャッシュがないために、大量のデータを一度に書き込もうとした際に、急に書き込みが遅くなることがあります。しかし、これはDRAMキャッシュが存在しない、DRAMキャッシュレスのSSDではあきらめるしかない問題であるため、私は気にしないことにしています。もちろん、読み込みに関してはこのようなことはないので、ゲームの動作時に、急にローディングが遅くなるということはありません。あくまでも書き込みだけです。

さいごに

SUNEASTの安いSSDについて、DRAMキャッシュレスという点を除けば不満はありません。強いてあげるのであれば、SAMSUNG製などのほかのSSDよりは読み込みや書き込みの速度が遅いと感じるということくらいです。品質については、少なくとも私に届いたものは、不良動作などはなく、本来の目的通りに使うことができています。

もしかすると、不良品の割合が多いという可能性がありますが、私も購入したAmazonの場合、不良品であれば1カ月以内に申請をすることで全額の返金も可能ですので、とりあえず購入してみるのはありだと思います。