ConoHa WingにWordPressを移行する時の注意と設定

目次

概要

レンタルサーバーのConoHa WingにWordPressを移行した際に、いくつかの設定に手間取りました。

ここでは、私がWordPressに移行したときに行った設定を説明します。

ConoHa Wingへの移行

ConoHa Wingは、レンタルサーバーのサービスのひとつです。WordPressに対応、さらに最適化されており、高速に動作するレンタルサーバーということで利用しています。

このWordPress対応のひとつにConoHa Wingの特定の機能を操作できるWordPressのプラグインがあります。別のサーバーからWordPressを移行してくると、このプラグインの設定につまづきます。

そこで、私が移行時に行った設定を紹介します。

移行時の設定

私が移行に利用したのはDuplicatorというプラグインです。

Duplicator – WordPress Migration & Backup Plugin

このプラグインを利用してWordPressのアーカイブを作成し、移行先のConoHa Wingで展開するという流れです。

アーカイブを展開する前に、ConoHa WingのコントロールパネルからWordPressの新規インストールをしておきます。

アーカイブの作成から展開までは、指示に従って進めれば良いのですが、展開時に既存のファイルを上書きしてしまうため、ConoHa Wingが独自に記述している項目が消えてしまいます。

そこで、展開の前にそれらの設定を確認しておき、展開後に記述し直す必要があります。ConoHa Wingのコントロールパネルからアクセスできるファイルマネージャーからファイルを確認したりアップロードして上書きしたりできるので、そこからwp-config.phpをダウンロードします。

image-1-23-02-10.png

wp-config.phpの中に次のような記述があります。これは、プラグインを利用するために利用する設定です。アーカイブの展開後にはこの記述がないため、展開後にもう一度ファイルマネージャーからwp-config.phpをダウンロードして編集し、アップロードしてファイルを上書きします。

define( 'CW_DASHBOARD_PLUGIN_SID', '***' );
define( 'CW_DASHBOARD_PLUGIN_DID', '***' );

移行が終わった後は、ConoHa Wingのプラグインがインストールされていないです。

インストールは、サイト設定の「コントロールパネルプラグイン」と「自動キャッシュプラグイン」のインストールボタンから実行できます。もしも上記の設定がない場合はインストールに失敗します。

image-3-23-02-10.png

これで移行は終わりです。

さいごに

レンタルサーバーへの移行は、レンタルサーバー毎の注意点があるようです。ConoHa Wingでは、プラグイン利用に必要な情報が移行時に消えないようにすることのようです。

ConoHa Wing利用の参考になれば嬉しいです。