Google Domainsを使ってみた感想(2022年)

目次

概要

Googleが提供しているドメイン管理のサービスにGoogle Domainsがあります。

2022年に正式リリースされたので、その使用感などを書きました。

Google Domainsについて

Google Domainsは、Googleが提供するサービスで、様々なドメインを取得、管理することができます。管理というのは、DNSレコードを設定して、Google Domainsが提供するDNSサーバーを利用できると言うことです。

Google Domainsは、2014から公開されているサービスで長い間ベータ版という扱いでした。それが、2022年に正式版としてリリースされました。

このようなサービスは、世界中にたくさんあるのですが、Googleのサービスはかなり多機能です。例えば、基本的なWHOIS情報公開やDNSSECへの対応はもちろん、Google独自の機能として、そのドメインで公開されているWebサイトの情報をGoogle Domainsのダッシュボードから確認可能です。

こちらで確認できる情報はあまり多くなく、Google Search Consoleの情報を表示しているので、直接Google Search Consoleを見た方がより詳しい情報を知ることができますが、私は面白い機能であると思っています。

使ってみた感想

ここからは、2022年3月時点のGoogle Domainsを使ってみた感想を書いていきます。

まず、Google Domainsを使ってみた感想として、基本的な機能はそろっており、機能的な部分で不満はないということです。しかし、良くも悪くもGoogleのサービスなので、操作方法はシンプルですが、少し操作が分かりにくいということがあります。Googleの他のサービスを使える人や使っている人であれば使いやすいと思いますが、ドメインやDNSサーバーについての知識があまりない場合は、用語が分かりにくく、混乱するかもしれません。

他のサービスでできることは、基本的にGoogle Domainsでできるので、Google Domainsを使うメリットとしては、GoogleのDNSサーバーを利用できるというのが大きいのかなと思います。下手なサービスよりは、サービスの品質はよいと思います。

デメリットとしては、他のサービスよりもドメインの価格が高いということです。例えばcomドメインについては、他の日本で有名なドメインレジストラよりも数百円高いです。

また、実際に使ってみようとして気づいたのですが、JPドメインについてはWHOIS代行ができなかったということがありました。そのため、私が持っているJPドメインについては現在、別のレジストラを利用しています。

総合的に、Google Domainsの評価は高いです。特にDNSSECというセキュリティ機能を無料で使えたり、WHOIS情報公開代行も無料だったりと、多機能で使いやすいというのがあります。もしも、ドメインをどこで取得するのか迷っているのであれば、Google Domainsは選択肢に入れてもよいと思います。

さいごに

この記事を執筆している時点で、Google Domainsは、割引キャンペーンを行っています。ドメインの取得や移管などについて、通常よりも安くできます。

ドメインを登録する業者であるレジストラはたくさんあり、それぞれ似たような機能があります。そのため、それぞれのドメインレジストラであまり大きな差はありませんので、正直なところどのレジストラを利用するのか悩んでしまいます。

その中でもGoogle Domainsは、すこし値段は高いですが、ドメインの取得費用や更新費用だけで、様々なことができます。また、機能もたくさんあり、機能不足的なことで後悔することもあまりないと思います。

もしも、ドメインレジストラに悩んでいる方で、なるべく機能が豊富な方がよいという方はGoogle Domainsの利用も検討することをおすすめします。