macOSにTeXLive2021をインストールする方法
概要
macOSにTeXの環境を用意しました。
TeXの環境を簡単に用意できるものとして、TeXLiveがありますので、こちらの導入をしました。
このTeXLive2021のインストールとTeXのセットアップについて紹介します。
環境
- macOS Monterey 12.2
- MacTeX-2021
mac用のTeXについて
この記事を書いている時点で、TeXLiveの最新は2021ですので、TeXLive 2021を前提とした説明をおこないます 。
mac用にTeXLiveは配布されているのですが、pkgやdng形式のインストーラーとして配布されているわけではありません。そのため、もしも直接TeXLiveをインストールしようとすると、公式が配布しているターミナルを用いたコマンドラインによる操作をする必要があります。しかしこちらは少々分かりにくくあまりやりたくありません。
そこで、今回はMacTeXという、mac用にTeXLiveやTeXを動かす際に便利なアプリケーションを合わせて配布しているパッケージを利用します。
こちらのMacTeXについて、インストール時に同梱されているGhostScriptについて、ファイルが分散するということがあるようです。ファイルが分散してしまうことのデメリットとして、アンインストール時に消さなければいけないファイルがまとまっていないために、削除しにくいということがあります。
そこで今回は、GhostScriptを別でインストールすることができるHomebrewを利用して、インストールすることとします。
MacTeXのインストール
Homebrewのインストールが既に終わっているということを前提に進めていきます。
Hombebrewのパッケージとして用意されているMacTeXは、GUIアプリケーションが含まれているものと含まれていないもののふたつがあります。
私の場合は、TeXのエディタがほしかったということで、GUIアプリケーションが含まれているものをインストールしました。
ターミナルから次のコマンドを実行するとインストールができます。
# GUIアプリケーションを含むもの
brew install --cask mactex
# GUIアプリケーションを含まないもの
brew install --cask mactex-no-gui
これでインストールは終わりです。
もしかすると、インストールされているTeXのパッケージが古いということがあるかもしれません。
そのため、ターミナルを再起動してこちらのコマンドも実行します。
sudo tlmgr update --self --all
これで、TeXのパッケージが最新のものとなります。
さいごに
MacTeXを使う場合、macにTeXの環境を用意するのが簡単です。