macOSでbashを使う方法

目次

概要

最近のmacOSでは、BashではなくZshがデフォルトのシェルとして利用されます。

しかし、場合によっては昔のmacOSのデフォルトであったり、古くから使われていたりするBashを利用したいと思う時があります。

ここでは、macOSでBashを使う方法を紹介します。

環境

  • macOS Monterey 12.3.1

シェルについて

Zshは、2019年にリリースされたmacOS Catalina 10.15から、ターミナルのデフォルトのシェルとして利用されているものです。しかしその前までは、Bashがデフォルトのシェルでした。LinuxなどではBashが利用されているものが多いので、私個人はBashの方がなじみがあります。

シェルスクリプトについての文献を調べてみると、ZshよりもBashの方が多くあります。BashとZshでは、似た部分も多くありますが、異なる部分もあります。そのため、なるべくならば文献に書かれているものとシェルを合わせたいという気持ちがあります。

そこで、ZshとBashを気軽に使い分けられたら嬉しいです。

ZshとBashの切り替え

macでは、デフォルトのシェルはZshですが、Bashもインストールされています。ターミナル上から次のようにコマンドを実行することで、Bashをすぐに起動できます。

$ bash

これで,シェルがBashに切り替わり、コマンドがBashで実行されるようになります。もしもBashから抜けたい場合は、exitとコマンドを実行します。

もしもデフォルトがBashの場合に、Zshを起動したい場合は、次のようにコマンドを実行します。

$ zsh

シェルの起動をコマンドとして実行できるので、このような方法で切り替えをすることができました。

もしも、デフォルトのシェルを変更したい場合は、次のように実行します。

$ chsh -s /bin/bash

これで、自在にシェルを変更できるようになりました。

さいごに

シェルはBashやZsh以外にもたくさんあります。もしもお気に入りのシェルを利用したい場合も同じような方法で変更可能です。