SSD換装後に発生した0xc000000eエラーの解決方法
概要
SSDからM.2ストレージにデータを移行後に、元のSSDのデータを削除したら0xc000000eというエラーコードでWindowsの起動ができなくなりました。
この問題の解決方法を紹介します。
環境
- Windows 11 21H2
問題について
どのような問題が発生したのか整理します。私は、EaseUS ToDo Backupというソフトウェアを利用して、データを新しいストレージにクローンしました。クローン後は、ちゃんと起動しましたが、クローン元のデータを削除したら起動しなくなりました。
起動しないというのは、パソコンの起動時に0xc000000eというエラーコードが表示されて、Windowsのブートができないということです。
起動しない際の画面に表示されているトラブルシューティングなどを試してみたのですが、まったく問題は解決しませんでした。
この問題について、あくまでも想像ですが、起動に必要なブートローダの設定が壊れているのが原因だと考えています。というのも、前のSSDに書き込まれたブートローダをしっかりとクローンできていなかったか、クローンしただけではブートローダがしっかりと機能しないのだと思います。
解決方法
私は次のような方法で問題を解決しました。
最初にWindows 11のインストールメディアを作成します。私の環境では、Windows 11を利用していますが、もしもWindows 10を実行している場合はWindows 10のインストールメディアを作成します。
作成後は、そのインストールメディアを利用して起動します。起動後は、言語やキーボードの設定をしたあとに、「コンピューターを修復する」というボタンがあるので、それをクリックします。
クリックの後は、トラブルシューティング>コマンドプロンプトに進みます。
その後、次のコマンドを入力してエンターキーを押して実行します。こちらのコマンドは他のサイトでも紹介されているものになります。
bootrec /Rebuildbcd
bootrec /fixboot
しかし、私の環境ではこちらを実行してもうまくいきませんでした。「指定されたパスがみつかりません」というメッセージが表示されてしまいました。
そこで、次のコマンドを実行して、今回の問題を解決しました。
bcdboot C:\Windows /l ja-jp
コマンドプロンプトで確認したところ、Cドライブにシステムの入ったストレージがマウントされているわけではなかったのですが、こちらのコマンドをじっこうすることで起動したので、あまりそのあたりは気にしなくてよさそうです。
これで問題が解決しました。
さいごに
パソコンが正常に起動しなくなると、結構焦ります。今回はちゃんと問題が解決したので良かったです。bcdbootコマンドを利用した解決方法に関する情報は、あまり情報がなかったので、解決するまでに少し時間がかかってしまいました。