WindowsでRStudioを使う際に気をつけること

目次

概要

最近、分析環境として今まで使っていたmacOSからWindowsへと移行してみました。

私が分析に利用しているのは、RとRStudio、たまにJupyterLabを利用しているのですが、WindowsでRStudioを使うと、はまりどころがいくつかありました。

私がWindowsでRStudioを使い初めて気をつけていること、うまく動作するように気にしているところを書きました。

環境

  • Windows 11 21H2
  • R 4.1.2
  • RStudio 2021.09.2+382

日本語のフォルダやファイル名を使わない

第一に気をつけることとして、RStudioで利用するファイルを日本語のフォルダの中に置いてはいけません。また、RMarkdownを利用しているときなどに、ファイル名を日本語にしてもうまくいきません。

私が遭遇した問題として、RMarkdown中のplotの結果を表示するときに、日本語をファイル名としていました。RStudioではプロットの結果を画像としてプロジェクト内のフォルダの中に保存しているのですが、日本語のファイル名の場合、この保存とRStudioへの読み出しがうまくいっていないようでした。

macOSでは、このような問題に遭遇していなかったので、かなり困惑しました。

この問題を避けるためにできることは、日本語のファイル名を使わないことのようです。また、フォルダ名に日本語混ざっていてもだめなようでした。

一部ライブラリが正しく動作しない場合は諦めるまたは別の方法を試す

私はデータを読み込む際に、openxlsxというライブラリを利用して、Excelのファイルを直接読み込んでいます。これはmacOSではちゃんと動作したのですが、Windowsでは、エラーが起きて正しく動作しませんでした。現在は、諦めてCSVファイルに変換してから読み込んでいます。

私はあまりライブラリを利用していないので、現状動作不良に気づいたのはopenxlsxだけだったのですが、もしかすると他にもあるかもしれません。

今回の場合は、代替方法があるのでよかったのですが、もしない場合はとても面倒です。これについては、どこが原因なのか分からないのですが、ライブラリを対応を待ったり、Rの対応を待ったりする必要があるでしょう。

さいごに

他にもありそうですが、私がRやRStudioを使って分析をしていてはまった点になります。

RやRStudioのWindowsへの対応には難があるような気がします。なるべくならば、macOSやLinuxを使う方が良さそうです。(macOSでも日本語周りで苦労した経験はあるので、なんともいえない部分はありますが)

もう少し、WindowsでのRの対応がよくなればということを願っています。