wingetのGUIツールとしてWingetUIがおすすめ

目次

概要

Windowsのパッケージマネージャーとして、wingetとそのフロントエンドのWingetUIを利用することにしました。

環境

  • winget v1.4.11071
  • WingetUI 2.0.1

Windowsのパッケージマネージャー

通常、Linuxではaptやyumやdnf、macOSではHomebrewなどを利用して、インストールしているパッケージの管理ができます。同様に、WindowsでもwingetやChocolateyやScoopなどのパッケージマネージャーがあります。

私がWindowsで利用しているパッケージマネージャーはwingetです。なぜwingetを利用しているのかというと、Microsoftが公式に提供しているパッケージマネージャーでインストールに特別な操作がいらないからです。一応、欠点もあり、対応しているパッケージの数がChocolateyやScoopよりも少なかったり、利用の際のコマンドが分かりにくかったりします。

そこで、私がwingetを利用する際には、フロントエンドのソフトウェアとしてWingetUIというものを利用して、コマンドの入力を基本的にしないようにしています。

WingetUIについて

WingetUIはオープンソースで開発されているソフトウェアで、wingetのGUIフロントエンドとして、パッケージのインストールや更新、アンインストールなどをマウスで操作できます。winget以外にも、ChocolateyやScoopをバックエンドのパッケージマネージャーとして使うこともできます。

WingetUIはGitHubからダウンロードできます。利用する場合はダウンロードしてインストールしてください。

https://github.com/marticliment/WingetUI/releases

起動後は、いくつかの設定があります。それらは指示に従って進めてください。

使用について

WingetUIを実際に使ってみると次のようになります。ソフトウェアを探す場合は、テキストボックスにインストールしたいパッケージの名前を入力して検索し、パッケージを見つけたらチェックを入れて、インストールのボタンをクリックします。管理者権限が必要な場合は、確認ウィンドウが表示されます。

スクリーンショット1

更新があるパッケージについては、ソフトウェアアップデートに一覧が表示されます。更新の際には、更新したいパッケージにチェックを入れて、アップデートボタンをクリックします。こちらも同様に管理者権限が必要な場合は、確認ウィンドウが表示されます。

スクリーンショット2

使用した感想

WingetUIを使ってみた感想として、やはりコマンドを入力しなくて済むので楽だと思いました。winget コマンドが他のパッケージマネージャーのコマンドと比較して分かりにくいと思っているので、GUIで操作可能なWingetUIはとても扱いやすいです。

さらに、バックエンドとしてChocolateyやScoopを利用できるので、wingetに存在しないソフトウェアもまとめてインストール、管理できるというのはとても便利です。

一応、不満がないわけではないです。古いソフトウェアを更新する際に失敗することがあります。これは原因がよく分からず、私はそのまま放置することが多いです。おそらくWingetUIに問題があるというよりも、元々のwingetに問題があると思うので、どうしようもないことなのかなと諦めています。

さいごに

WingetUIは、wingetをコマンドを使わずに操作できるフロントエンドツールです。ChocolateyやScoopもまとめて管理ができるので、とてもおすすめできるツールです。

無料で利用可能ですので、興味があれば利用してみてください