WordPressのメール送信にGmailを利用する方法

目次

概要

WordPressでは、プラグインを利用して、ログイン時や更新があるときなどにメールを送ることができます。

しかし、これらのメールについて、正しく設定が行われていないと、メールが届きません。

ここでは、私が今回行ったメールの設定方法について書きました。

環境

  • WordPress 5.9

メール送信について

私は、WordPressのセキュリティの向上を目的として、「SiteGuard WP Plugin」というプラグインを利用しています。

こちらのプラグインは、ログインを複雑にしたり、ログイン時にメールを送るようにしたりすることが可能です。また、プラグインの更新やWordPress自体の更新時にメールを送るようにもできます。

しかし、SiteGuard WP Pluginでは、メールの設定を行うことはできません。場合によっては、WordPressを動かしているサーバーにメールサーバーの機能があり、何か特別な設定をせずとも、それを利用することでメールが届く場合もあります。しかし、メールが届かないという場合は、別のプラグインを使って、メールの設定をする必要があります。

プラグインによる設定

今回メールの設定を行うために、「WP Mail SMTP by WPForms」というプラグインを利用しました。

最初にこちらのプラグインをインストールしてください。

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このプラグインには、Gmailなどの代表的なメールサービスを利用する場合、簡単に設定できる方法が用意されています。しかし、私の場合はうまく動作しませんでしたので、今回は、手動でメールの設定をすることにしました。

私は、Gmailをメールサーバーとして利用することとしたので、次のように設定をしました。設定は、管理メニューの「WP Mail SMTP」から行います。

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SMTPユーザー名のところは、Gmailのメールアドレスを記述します。

注意点としてSMTPパスワードがあるのですが、こちらはGoogleアカウントのアプリパスワードを入力することになります。

アプリパスワードは、普段のGoogleアカウントのログインに使うパスワードとは別のもので、外部のアプリケーションなどがログインするために使うパスワードです。

最近のGmailアカウントでは、2段階認証を使っている場合、アプリパスワードを使うことが必須です。また、2段階認証を使っていない場合でも、最近のアカウントではデフォルトの設定として、アプリパスワード以外のログインを使うようになっています。

そのため、次の方法などを参考にアプリパスワードを設定します。

アプリ パスワードでログインする - Google アカウント ヘルプ

アプリパスワードの入力まで終われば、メールの設定は完了です。

さいごに

今回紹介した方法は、SiteGuard WP Pluginのメール送信を行うための設定でしたが、他のプラグインなどがメールを送信する場合にも、今回のメールの設定は使われ、ちゃんとメール送信ができるようになっていることがほとんどです。もしもうまくいかず、送信に失敗する場合は、メールを送信したいプラグイン自体がメール送信の機能を持っている可能性が高く、そちらのプラグインで設定をすることになるはずです。