ConoHa Wingでメールサーバーを設定してみた

目次

概要

ConoHa Wingのレンタルサーバー機能に付属しているメールサーバー機能を利用してみました。

利用にはいくつかのドメインの変更などが必要でしたので、それらの内容や使用感などを書いていきます。

ConoHa Wingでの設定

ConoHa Wingでメールサーバーの機能を利用する場合、コントロールパネルから操作を行いますので、まずはコントロールパネルにアクセスします。

コントロールパネルへのアクセス後は、メールアドレスとして利用するドメインを「サイト管理」から登録します。

次に、メールアドレスとして利用するドメインに対してDNSレコードを追加します。ConoHaでドメインを管理することもできますが、ConoHa以外のサービスを利用することも可能です。

DNSレコードとして登録するレコードは「サーバー管理」の「契約情報」中にある、「メール/FTP/ネームサーバー情報」の「DNS情報」にあります。ここには、ConoHa WingでのWebサーバーの情報も含まれています。メールサーバーに関する情報は、Aレコードの「mail」と「ml-cp」、MXレコードの合計3つです。これらを登録します。もしも、ConoHaのDNSサーバーを利用している場合は、サイト管理から追加した際に、自動で追加されているはずです。

さらに追加した方が良いDNSレコードもありますが、現時点ではまだ登録できないので、後で説明します。

以上の操作でメールアドレスを追加する準備ができました。

メールアドレスの追加

メールアドレスの追加もConoHaのコントロールパネルから行います。「メール管理」から「メール設定」を選択して「+メールアドレス」ボタンをクリックします。クリック後は、追加するメールアドレスやそのメールアドレスのパスワード、容量を設定します。これでメールアドレスが作られました。

メールを確認するには、ConoHaが提供するWebメールクライアントがあるので、それを使って確認することができます。Webメールクライアントへのアクセスはコントロールパネルの「メール管理」から「Webメール」を選択することでできます。

Webメールクライアントを使わない場合は、メール設定からメールアドレスを選択することで表示されるSMTPサーバーやIMAPサーバーのアドレスをもとに好きなメールクライアントに設定をします。サーバーのユーザー名やパスワードはメールアドレスとメールアドレスの作成の時に入力したパスワードです。

追加のDNSレコード

AレコードやMXレコードを追加した後に、さらに追加した方が良いDNSレコードがあります。それはSPFレコードなどのメール利用で送信元が偽装されていないかを確認するためのレコードです。

追加するレコードはメールアドレスの詳細から確認でき、TXTレコードとして二つ表示されているはずです。それらを追加しましょう。

これで、全てのメールアドレスの設定が終わりました。

さいごに

ConoHa Wingのメールサーバーではメーリングリストを使うこともできるようです。

せっかくなので、色々と使っていきたいと思います。