macOSでEvernoteのデータを外部ストレージに保存する方法

目次

概要

私は様々な情報をEvernoteに保存しています。このように様々な情報をEvernoteに保存していると、Evernote上のデータが増え、Evernoteのクライアントソフトをインストールしているパソコンで大量の容量を使用するようになり、内蔵ストレージを圧迫するようになります。

今回、macOS上のEvernoteでデータを外部ストレージとしてUSBで接続しているSSDに移すことにしました。その方法について紹介します。

環境

  • macOS Monterey
  • Evernote 10.23
    • 公式サイトからダウンロードとインストール

データの移動で気をつけること

最初にデータの移動の際に気をつけることを説明します。

データの保存場所の移動では、まず最初に既に保存されているデータを移動させます。その後に移動さきのファイルを参照するようにシンボリックリンクを作成して終わりとなります。この方法では、Evernoteのデータを移動する前に終了させておく必要があります。あらかじめ終了させておいてください。

他のWebサイトなどを調べてみると移動方法が紹介されていますが、サイトによってはEvernoteのバージョンが古く、現在のEvernoteではうまくいかない方法が紹介されています。私がこれから紹介する方法は、Evernoteのバージョン10.23でうまくいった方法です。他のバージョンでは今回紹介する方法ではうまく保存場所を変更できない可能性があります。

データの移動

それでは、保存場所の移動をやっていきます。

Evernoteのデータは~/Library/Application Support/Evernote/resource-cacheに保存されています。このディレクトリを移動します。

Finderで、キーボードの「Cmd + Ctrl + G」を押した後に、~/Library/Application Support/Evernoteと入力します。これで、Evernote関連のファイルが置かれている場所を開くことができます。そこにresource-cacheがあるので、それを外付けストレージに移動させます。データが多い場合は、移動に時間がかかるので、時間があるときにやると良いかと思います。

これで、データの移動は終わりました。

シンボリックリンクの作成

次に、移動先のデータを参照するようにEvernoteのresource-cacheのシンボリックリンクを作成します。

シンボリックリンクの作成には、ターミナル.Appを使います。ターミナル.Appを起動後、次の文字列を入力してエンターキーを押します。

cd ~/Library/Application Support/Evernote

これで、シンボリックリンクを作る場所まで移動できました。もしresource-cacheディレクトリがあるのであれば、次のコマンドで削除しておきます。

rm -rf resource-cache

それでは、次のコマンドでシンボリックリンクを作成します。

ln -s /Volumes/***/resource-cache

/Volumes/***/resource-cacheの部分は、移動した先のresource-cacheのパスで置き換えて実行してください。もしパスがよく分からないのであれば、Finderからresource-cacheディレクトリをターミナル.Appにドラッグアンドドラッグをすることでパスを入力することができます。

これで、Evernoteのデータの保存場所の移行ができました。

移動がうまくいっているかどうかはEvernoteを起動することで分かります。

さいごに

Evernoteの標準機能で保存場所を変更できれば良いのですが、現状そのようにはなっていません。今回紹介した方法は少々強引な方法なので、今後うまくいかない可能性があります。