macOS VenturaでESETを使う暫定的な方法
概要
macOS VenturaでESETのウイルス対策ソフトを使う場合、ESETがまだ対応していないためエラーを発生することがあります。
ここでは、そのエラーの暫定的な対処方法を紹介します。
環境
- macOS Ventura 13.0
- ESET Cyber Security Pro 6.11.100.0
問題について
macOS Venturaが2022年10月25日に公開されました。しかし、10月25日現在で、macのウイルス対策ソフトのひとつであるESET サイバーセキュリティがmacOS Venturaに対応していません。正確に言うと、海外版の方は対応しているのですが、日本向けにローカライズされたキャノンからリリースされている方が対応していません。
しかしながら、私が試しにmacOS Venturaでまだ対応していないESETを動かしてみると、最初だけ設定が必要でしたが、問題なく動かすことができました。その方法を紹介します。
もちろん、少し動かしただけですので、今後問題が発生する可能性はあります。そのため、これから紹介する方法を試してみて動かないということがあったとしても自己責任でお願いします。
対処法について
ESETで問題が発生したのは、macOS Venturaへのアップグレードを終えて、起動した後です。macを起動後にログインすると、ESETの起動に問題があるようで、macのセキュリティ設定を見直して、フルディスクアクセスの許可をしなさいという内容のメッセージが表示されました。
しかし、私の環境ではフルディスクアクセスの設定は前からしており、これ以上設定するものはありませんでした。
そこで、次の方法を試すことで、この問題を解決できました。
- 設定のフルディスクアクセスから、ESETに関連するものを削除
- 削除した後にESETを再起動
- 再起動後に問題発生時と同様のメッセージが表示されるので、それに従って、「プライバシーとセキュリティ」>「フルディスクアクセス」の設定を再度行う(ESET Cyber Seurity Pro、ESET Real-time File System Protectionの有効化)
このような作業を行うことで、問題が発生しなくなりました。
さいごに
今回の対応方法はあくまでも自己責任で行って下さい。何か問題が発生する可能性はあります。
現在(2022年10月25日現在)、ESETのmacOS Venturaへの対応は準備中となっています。正式に対応されてからアップデートを行うというのが確実です。
もしもすぐに行いたいというときは、このような方法で私の環境では問題解決することができました。参考になれば嬉しいです。