概要
WordPressで構築したブログをVPSで利用していたKusanagiから、昔利用していたレンタルサーバーのConoHa Wingに戻しました。
なぜレンタルサーバーに戻したのかについてここでは書きます。
VPSへの不満
これまで、国内にサーバーを置いているWebARENA Indigoを利用して、WordPressを構築していました。
また、WebARENA Indigoでは、Kusanagiという高速なWordPress環境を利用することができ、私も、このKusanagiを利用しました。
しかし、Kusanagiを利用してWordPressを利用していると、不満を感じるようになりました。大きな理由のひとつは、サーバーの管理が面倒ということです。サーバーにログインして色々とできるというメリットはあるのですが、何かする際にどうすればよいのか、変更によって影響がどこまであるのかなど、考えることが多く面倒に感じました。
さらに、ページ表示が遅いです。私が利用していたのはWebARENA Indigoの4GBプランで、3つのWordPressサイトを動かしていたのですが、レスポンスがレンタルサーバーを利用していたときよりも遅かったです。Kusanagi利用の推奨要件を満たしたVPSを用意していたのに、レンタルサーバーよりも遅いのは残念です。
その他にも、Kusanagiには、専用のコマンドが用意されており、構築自体は比較的簡単でしたが、レンタルサーバーよりも面倒でした。これはやはりレンタルサーバーが、良くも、悪くも、WordPressに最適化されているということかもしれません。
これらの不満から、改めて私が昔利用していたConoHa WingにWordPressのブログを戻しました。
レンタルサーバーに戻してみて
レンタルサーバーにWordPressを移行する際には、Duplicatorプラグインを利用しました。私がWordPressからサーバーを移す時によく使っているプラグインです。
KusanagiのWordPressから移す際に注意することがあったのですが、これは別の記事にまとめてあります。もしも、同じように移行する場合は参考にしてみてください。
KusanagiからWordPressを移行するときの注意点
レンタルサーバーに戻した後は、サーバーからの応答が早くなったと体感で分かるようになり、快適です。VPSを利用していたときよりも自由度は下がってしまい、IPv6でのアクセスができなくなったり、Kusanagi専用のプラグインが利用できなくなったりしましたが、私はあまり気になっていません。
実は、ConoHa WingにはKusanagiの技術が導入されており、サーバー応答の高速化に一役買っています。おそらく、VPSはスペックが低かったり、データセンター内のサーバー機器がWordPressに最適化されていなかったりするため、WordPressに最適化されているレンタルサーバーの方が良いのかもしれません。
ちなみに、レンタルサーバーと一言で言っても、様々なものがありWordPressに最適化されていないものもあります。レンタルサーバーを選ぶ際には、この部分を参考にするのも良さそうです。
さいごに
WordPressを利用する場合は、汎用に使えるVPSよりも、最適化されているサービスであるレンタルサーバーを利用した方がよいかもしれません。